初節句とは、「誕生したお子様が初めて迎える節句」のことを言います。
お子様の健やかな成長を願い、邪気や災厄を払うために行われる日本の伝統行事になりますので、しっかりと準備してお祝いしたいですよね。
2024年3月3日のひな祭りは日曜日で一般的には休日です。
初節句のひな祭りは3月3日以降のお祝いでも大丈夫なんだろうか?
お祝いをいただいた方にはやっぱり内祝いは贈るべき?
「込み合っているから次週末にずらしたい」「家族や親族の予定が合わない」などなど色々な都合があるので、お悩み事が多いのではないでしょうか?
この記事では「初節句のひな祭りは3月3日以降のお祝いでも大丈夫なのか?」「内祝いは贈るべきなのか?」調べたのでご紹介していきます!
初節句のひな祭りは3月3日以降のお祝いでも大丈夫?
どうしても予定が合わずに遅らせることもあるかと思いますが、「初節句のひな祭りは3月3日以降のお祝いでも大丈夫?」との不安がありますよね?
初節句の日にちは3月3日と決まってはいますが、3月3日でなければならないという決まりはありません。
お仕事の都合・ご親族のご都合・仏滅など、気になる場合は3月3日以降にずらしても大丈夫なんです。
とても大事なのは、大切な子供の健康と健やかな成長をみんなで祝うことですよね。
豆知識
生まれた時期によっては1年遅らせる家もあるのが通常です。
お子様が誕生した日から100日経ったころに行うお食い初めと違い、節句の日である「ひな祭り」はあらかじめ3月3日と決められていますよね。
そのためにお子様が誕生した時期によっては、初節句のお祝いを1年遅らせるということも珍しいケースではありません。
女の子の場合は2月生まれで初節句の日まで1カ月経過していないケースもあります。
母親の体にも赤ちゃんの体にも負担になってしまうと考え判断した場合は、1年後の節句の日に初節句のお祝いを行なっても何ら問題ないとされています。
お祝いを行うことも大切なことですが、ご家族・ご親族が良いタイミングでお祝いしましょう!
内祝いは贈るべき?
初節句のお祝いをいただいたら、内祝いは贈りましょう!
初節句の内祝いはいただいたお祝いの3分の1から半額程度が相場のようですが、ご両親や祖父母などから高額のお祝いをいただく場合があるかと思います。
そのような場合は3分の1よりも少ない金額でも問題ないので、ご夫婦で話し合って無理のない予算を決めることが大切です。
初節句を祝う席に招待する
ご両親や祖父母など親しい親戚から初節句のお祝いをいただいたら、お祝いの席にご招待すると喜んでもらえることでしょう。
女の子の初節句は3月3日に雛人形などをきれいに飾り、料理はちらし寿司や蛤(はまぐり)のお吸い物、ひなあられや白酒で盛大にお祝いをします。
ですが、両家のご両親・祖父母を招待して食事会なんて準備が大変ですよね?
料亭やホテルなどでは初節句専用のお食事会プランなどを用意しているところもあるので、利用してみてはどうでしょうか?
3月3日以降でも対応してくれるお店はあるので、まずは相談してみましょう!
初節句を祝う席に招待する場合には内祝い不要といわれていますが、お子様の写真入りのメッセージカードだけでも贈ると印象はとても良いといえます。
ちなみに、著者は子供の写真入りでメッセージカードを両家両親に渡しましたが13年経った今も大切に飾ってくれています。
初節句での内祝いの選び方
初節句の内祝いはお相手の好みやライフスタイルに合ったものを選ぶことがとても大切になってきますので、事前に好きなものを確認しておくとスムーズになります。
初節句の内祝いの定番品は、お菓子やタオル・カタログギフトなどになるようです。
お菓子などを手渡しする場合は、賞味期限の長いものを選ぶことをおすすめします。
また、とても人気がある今治タオルなど高品質なものがおすすめですし、木箱入りのタオルは高級感があるので、目上の方へのギフトとしてピッタリです。
お菓子とタオルがセットになったギフトもボリューム感があり、これもおすすめです。
ご夫婦で考えてもお相手の好みなどが分からない場合は、カタログギフトが良いでしょう。
さまざまな価格帯があるので、予算に合わせて選べます。
初節句と六曜(ろくよう)の関係|大安・友引・仏滅|
初節句なんだから大安か仏滅か知りたいと思っている方もいるのではないでしょうか?
大安や仏滅などのことを六曜(ろくよう)といいますが、そもそも六曜を意識してはいるけどよく知らないという方もいるかもしれません。(著者も知りませんでした)
六曜とは日の吉凶(縁起の良い悪し)を示すものであり、元々は中国から伝わって日本で独自の進化をとげて現在の形になったといわれています。
六曜の種類と意味
六曜にも種類があり、それぞれに意味があります。
六曜は〈先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口〉6つの種類があり、基本的にはこの順番で毎日繰り返されています。
旧暦で1日にあたる日は、最初から六曜が定められているそうです。
1月・7月は「先勝」、2月・8月は「友引」、3月・9月は「先負」、4月・10月は「仏滅」、5月・11月は「大安」、6月・12月は「赤口」となります。
定められているために1日に別の六曜が来ることはなく、順番がリセットされることから前月の末日と同じ六曜が続くこともあるのです。
豆知識
旧暦とは月が新月になる日を月の始まりと考え、各月の1日としたそうです。
そして次の新月の日が始まると、それを次の月の1日としました。
先勝
読み方は「せんしょう / せんかち / さきがち / さきかち」
先んずれば即ち勝つという意味を持ち、「早ければ吉」「急げば幸運が舞い込んでくる」ということで、何事も積極的に動くのが良好な日とされています。
時間帯によっても吉凶が変わり「午前中が吉・午後2時~6時までは凶」とされています。
友引
読み方は「ともびき」
|勝負事で引き分けになる日(共に引き分ける)|だと言われますが、現在では凶事に友を引くという意味が一般的になっています。
よって葬式や法事は避けるべき日と認識されている方が多いのはこのためです。
時間帯別の吉凶は「朝が吉・昼が凶・夕方は大吉」とされています。
先負
読み方は「せんぶ / せんぷ / せんまけ / さきまけ」
|先んずれば即ち負けるとされる日|勝負事や急用を避け、大切な物事には冷静であることが良しとされています。
「午前中が凶で午後は小吉」とされています。
仏滅
読み方は「ぶつめつ」
物事が滅する(終わる)という意味があり、仏すらも滅する大凶日だとされます。
六曜の中では最も縁起の悪い日とされており、婚礼を含むお祝い事はすべて避けるべき日という認識が一般的になっています。
しかし一方では、別れたい人と別れるには適した日とされているそうです。
大安
読み方は「たいあん / だいあん」
大いに安しという意味を持ち、何をするにも吉とされる日で時間帯による吉凶の区分がありません。
六曜の中で最も縁起が良い日とされ、結婚式を挙げる方がとても多い日です。
赤口
読み方は「しゃっこう / しゃっく / じゃっく / じゃっこう / せきぐち」
陰陽道で縁起が悪いとされる「赤下日(しゃくぜつにち)」に由来し、全てが滅びる凶日とされていました。
現在も火の元や刃物など、死を連想させるものに注意すべきとされます。
ただし、正午だけは吉とされます。
このように六曜にも種類と意味があります。
全く気にしないならば問題はありませんが、初節句を祝う家族や親族の中に気にする方がいる場合には仏滅などは避けたほうが無難といえます。
2024年3月の大安と2025年3月の大安
2024年の3月の大安と2025年3月の大安を調べました!
「六曜の種類と意味」でご紹介した通り大安は大いに安しという意味を持ち、何をするにも吉とされる日で時間帯による吉凶の区分がありません。
六曜の中で最も縁起が良い日とされているので、初節句をお祝いするには最高だといえます。
前もって知っておけば予定も組みやすくなりますよね。
2024年3月の大安
- 3日 日曜日
- 9日 土曜日
- 13日 水曜日
- 19日 火曜日⇒20日水曜日が春分の日で祝日!
- 25日 月曜日
- 31日 日曜日
2024年は3月3日の「ひな祭り」が日曜日です!
人気店でのお祝いを考えている方は可能であれば予約したいですね。
また、2024年の春分の日は20日です。
春分の日は決まっていない⇒祝日法上の春分の日は毎年3月20日~21日ごろのいずれか1日とされており、実際には日付が指定されていないそうです。
2025年3月の大安
- 3日 月曜日
- 9日 日曜日
- 15日 土曜日
- 21日 金曜日→前日の20日は春分の日で祝日
- 27日 木曜日
- 31日 月曜日
今回のまとめ
今回の記事は「初節句のひな祭りは3月3日以降のお祝いでも大丈夫?内祝いは贈るべき?」として「ひな祭り」に関して深堀りしてご紹介しました。
大切なお子様の初節句は3月3日以降でも大丈夫ですし、母親とお子様の体調によっては1年後でも全く問題ないでしょう。
六曜を意識して日程を決めるのも良いですし、六曜は関係ないという方はご家族とご親族の予定を調整して思い出に残る良い「ひな祭り」にして下さい。
この記事がご家族とお子様にとって素晴らしい「ひな祭り」になるように、お役にたてると嬉しく思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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