加藤茶は福島県出身の日本のコメディアン・ドラマー・俳優であり、バンドとしてのザ・ドリフターズではドラムを担当しています。
本名は加藤英文(かとうひでゆき)。
数多くのギャグも有名なものばかりで「カトちゃんペ」「ちょっとだけよ~、あんたも好きねぇ~」「ひっきしっ!」などは鉄板ギャグですよね!
2011年には45歳年下の一般女性と再婚しとても話題になりましたが、今は夫婦でテレビ出演などして仲の良いところを目にします。
そんな加藤茶の芸名がなぜ「茶」なのか気になって名付け親と由来を調べると、なるほどな理由が判明しました!
加藤茶の名前の由来と名付け親
加藤茶(以下、加トちゃん)の名付け親は1960年代に大活躍したクレイジーキャッツのリーダーであるハナ 肇(はじめ)さんです。
ザ・ドリフターズはクレージーキャッツと同事務所で後輩グループにあたるので、ハナ肇さんは加トちゃんの先輩になります。
ハナ肇さんは「芸能界でやってくには水に関係した名前が縁起がいい」との考えがあったようで、自分を「加藤ちゃんです」と言っていた加藤に「茶にしろ!水そのものよりはいいだろ!」と言われ加藤茶に命名。
ザ・ドリフターズのメンバーの命名もハナ肇
「芸能界でやってくには水に関係した名前が縁起がいい」との考えはメンバー全員の名前にも関係しているんです。
本名:碇矢 長一(いかりや ちょういち)⇒いかりや長介:イカリが水を連想。
本名:荒井 安雄(あらい やすお)⇒荒井 注(ちゅう):さんずいが水の意。
本名:高木 友之助(たかぎ とものすけ)⇒高木ブー:ふくよかな体系でブーとの名前になったようですが豚は水がとても重要な生き物です。
本名:仲本 興喜 (なかもと こうき)⇒仲本工事:工事で使うセメントには何が必要か?水です。
ちょっとした情報
「あれ?志村けんは?」と思った方もいるのではないでしょうか?
志村けんは荒井注がザ・ドリフターズを脱退すると同時に加入されたメンバーなんです。
ハナ 肇(はじめ)とはどんな人?
ハナ肇さんは1930年に東京で生まれ誕生日は2月9日。
今の日本とは違い元気だった高度経済成長期時代、テレビを中心に大活躍していたクレージー・キャッツのリーダーだったのがハナ肇さんです。
当時人気者だった植木等(うえき ひとし)さんや谷啓(たに けい)さんらをかかえたバンドを持ち前の明るさと親分肌でまとめ、自分自身も役者やタレントとして活躍していました。
山田洋次監督の作品では、ブルーリボン主演男優賞と監督賞を受賞した『なつかしい風来坊』をはじめ、映画主演作も多数あります。
テレビではバラエティ番組にも多数出演していますが、テレビ番組で自身が放った「アッと驚くタメゴロー」が流行語となったのは有名です。
しかし、1993年に63歳で没したのはとても早すぎる別れになりました。
加藤茶と志村けんの関係
加藤茶さんと志村けんさんの関係は志村けんさんがザ・ドリフターズの付き人だった頃から特別仲良しだった2人。
実は志村さんは加藤茶さんの母と妹と一時は同居しており、仕事仲間を超えた兄弟のような関係だったそうです。
ザ・ドリフターズから荒井注さんが脱退し志村けんさんが本格加入したこの時、リーダーのいかりや長介は、「志村けんではない人」を加入を予定していたそうです。
しかし、これに待ったをかけて反対し志村けんさんを入れるように強い意志でお願いしたのがしたのが加藤茶さんだったのです。
テレビの中の二人はとても面白く、著者は「加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ」も大好きで毎週楽しみに見ていたのを覚えています。
視聴者にはわからない深いところで強くつながっていた二人だったのでしょう。
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